3 檜原村の人びとのしごと
 (4) 村内のしごと

 こんどは、村内での仕事についてくわしくしらべていくことにしました。

村内では、どんな仕事をしている人が多いでしょう。




 @ 工場の仕事

檜原村には、どこにどんな工場がありますか。

きのこセンター
さい石工場



こんにゃく工場

さい石工場のおじさんの話
 この工場は(しょう)()38年にできました。山をくずしてできた石を工場でさらにこまかくします。そして、1日に200台のトラック(10t)で多摩(たま)地区(ちく)神奈(かな)川県(がわけん)(はこ)びます。運ばれた石は、家などのきそ(こう)()(どう)()のアスファルトに使(つか)われます。
 じむ所や(げん)()ではたらく人は、やく20人、その中で檜原村にすんでいる人は8名です。山をくずした後は、木を()えます。また、(どう)()にはドロ水が出ないように気をつけたり、ダンプによる交通事故(じこ)がおきないように気をつけたりもします。さい石工場は、みなさんの生活に()かせないものをつくっていると、自分の仕事にほこりをもっています。


  〜〜 製材所(せいざいしょ)のようす 〜〜

 製材所では、まる太や材木をきかいでひいて、板や柱などをつくっています。
 檜原には木がいっぱいあります。また、昔は製材所も、今よりたくさんありました。

○ 製材所は、なぜ少なくなったのか。
○ 檜原の山の木を、これからはどのように生かしたらいいか。
みんなで話し合ってみましょう。


 A 店やりょかんなどの仕事

 春から秋にかけて檜原村には、たくさんの人が檜原村のしぜんをたのしみに来ます。
檜原村にはどんなかん光地やしせつがありますか。

旅館(りょかん)のおじさんの話
 昔は、()(ざん)をするために檜原に来て、泊まっていくお(きゃく)さんがたくさんいました。今は、(りょう)()やお風呂(ふろ)を楽しんで、日帰りをするお(きゃく)さんが多くなっています。今の時代にあった工夫をしながら、檜原村のよいところを伝えたいと考えています。
 そこで今は、()(ぜん)のめぐみである山菜(さんさい)(りょう)()()然観察(ぜんかんさつ)を中心に、お(きゃく)さんにすすめています。また、ろてん風呂(ぶろ)を作り、お(きゃく)さんによろこんでもらえるようにしました。




特産(とくさん)こんにゃく

水遊び(秋川)

マスつり場

温泉(おんせん)センター

特産物(とくさんぶつ)(ちょく)(ばい)(じょ)

()域交(いきこう)(りゅう)センター

払沢(ほっさわ)(たき)

都民の森ハイキング




 B けんせつの仕事

 檜原村では、道をなおしたり、家をたてたりする仕事をしている人もたくさんいます。

けんせつ業のおじさんの話
 たちばな(ばし)のかり橋を作るとき、近くに檜原村の天然(てんねん)()念物(ねんぶつ)のムクエノキがあって、たおしたり傷つけたりしないように()(ぎょう)をするのが大変(たいへん)でした。橋げたをかけるために川の(りょう)がわに10mの(てつ)のくいをうちこみました。大きいきかいでうつので、たちばな橋が()ちないように、そして、近くの家がゆれないように気をつかいました。一番気をつけたのは橋を通る人の安全(あんぜん)でした。歩道をかた方しかつかえないので、かん(ばん)を出したり、ゆうどう員を3交代(こうたい)でつけました。また、ダンプがたくさん通るので橋の(きょう)()にも気を使いました。
 高いところで()(ぎょう)をしたり、大きな(ざい)(りょう)を重いクレーンでつり下げたりするので、事故(じこ)をおこさないように安全に気をつけました。

むかしのたちばな橋 新しく完成した、たちばな橋


()防工(ぼうこう)()
  
()水道工(すいどうこう)()

家をたてる

やすらぎの里への橋




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